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マレーシア東海岸のクランタン州議会は12日、イスラム刑事犯罪に関する新法「2026年クランタン州イスラム刑事犯罪法案(Syariah Criminal Offences (Kelantan) Bill 2026)」を採決する見通しとなった。州政府は法案の成立により、連邦裁判所が無効と判断した州のイスラム刑事法規定を改めて整備する方針だ。
法案は、2019年のクランタン州イスラム刑事法典に含まれていた16の規定に代わるもの。これらの規定については2024年、連邦裁判所が、州議会の立法権限を超えるとして無効と判断していた。
クランタン州のモハメド・ファズリ副州首相は11日、州議会での審議が順調に進んでおり、12日に採決を行う予定だと説明した。法案の策定には2年以上を費やし、連邦憲法の下で州議会が持つ権限の範囲を慎重に検討したとしている。
今回の法案は、PAS(全マレーシア・イスラム党)が主導するクランタン州政府にとって重要な政策の一つ。州政府は、連邦裁判所の判断を踏まえつつ、州の権限内でイスラム法制度を再構築することを目指している。
一方、マレーシアではイスラム法と連邦法、さらに州政府と連邦政府の権限の境界をめぐる議論が続いている。今回の法案が可決されれば、州のイスラム刑事法制をめぐる議論が改めて注目を集めそうだ。