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KTMバンギ駅、2027年に全面再開 交通アクセス改善に期待

KTMバンギ駅、2027年に全面再開 交通アクセス改善に期待

2026.08.06 経済・現地企業

マレーシア・セランゴール州のKTMバンギ駅では、鉄道線路の改修工事が完了する2027年をめどに、列車運行が全面的に再開される見通しとなった。

セランゴール州投資・貿易・モビリティ委員会のン・シェ・ハン委員長が、8月5日に州議会で明らかにした。

現在、バンギ駅周辺では「クランバレー複線化プロジェクト第2期(KVDT2)」に伴う線路のアップグレード工事が進められている。工事完了後、KTMの運行体制が正常化し、バンギ駅も全面的な運行再開が可能になる見込みだ。

一方、州政府はKeretapi Tanah Melayu Bhd(KTMB)と、バンギ駅を経由する「Smart Selangor」バス路線の見直しについても協議している。

背景には、急速に住宅開発が進むセメニィ周辺で、公共交通機関へのアクセスが十分ではないという課題がある。

ン委員長によると、セメニィから最寄りのMRTプトラジャヤ線のカジャン駅、またはKTMコミューターのバンギ駅までは約10~12km離れており、住宅地から主要な公共交通拠点へ移動するには不便な状況が続いている。

現在、MRT駅へのアクセスを補完するため、Rapid BusがT450およびT460の路線接続バスを運行している。また、カジャン市議会(MPKj)は、KTMバンギ駅とネグリ・センビラン州境付近のバンダル・ブキット・マコタを結ぶ「KJ02 Smart Selangor」バスを運行している。

さらに、バンダル・タシック・クスマ、バンダル・リンチン、KTMバンギ駅、スンガイ・ジェルニの各地域では、利用者の需要に応じて運行する「Rapid On-Demand」のDRT(利用者の予約に応じて運行するオンデマンド型交通)も導入されており、駅までの「ラストワンマイル」を含む移動手段の確保が進められている。

州政府は今後も、Prasarana Malaysia BhdやKTMBなどの交通事業者と連携し、セメニィをはじめとする人口増加地域の公共交通網を強化していく方針だ。

新たなSmart Selangorバス路線については、特に中・低価格住宅地、公共交通への依存度が高い地域、医療施設、商業施設、教育機関などを優先して整備するという。

KTMバンギ駅の全面運行再開に加え、バス路線やオンデマンド交通の拡充が進めば、今後さらなる人口増加が見込まれるセメニィ周辺の公共交通アクセス改善につながることが期待される。

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