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マレーシアでヘイズ悪化、KL・セランゴールなどで学校休校 日本大使館が注意喚起

マレーシアでヘイズ悪化、KL・セランゴールなどで学校休校 日本大使館が注意喚起

2026.10.09 マレーシアニュース

インドネシアで発生している森林火災の影響により、マレーシア各地でヘイズ(Haze/煙害)が悪化している。大気汚染による健康被害への懸念が高まるなか、クアラルンプール(KL)やセランゴール州などでは学校の休校措置も実施された。

在マレーシア日本国大使館も在留邦人や渡航予定者に対し、最新の大気汚染情報を確認し、屋外活動を控えるなど十分な注意を呼びかけている。

*M Townオフィスから撮影(10月9日)

ヘイズ悪化でマレーシア各地の学校が休校に

マレーシア保健省によると、インドネシア側の森林火災に伴うヘイズが国内の一部地域にも影響を及ぼしており、その影響は今後もしばらく続くと予想されている。

こうした状況を受け、マレーシア教育省は大気汚染指数(API)が180を超える地域にある教育省管轄の教育機関を、10月9日(金)から閉鎖する方針を発表した。

さらに、APIが150を超える状態が3日間連続した地域については、10月12日(月)から休校措置を適用するとしている。

10月9日の現地報道によると、同日は以下の州・地域でも学校の休校措置が実施されている。

10月9日に休校が報じられた主な地域

  • クアラルンプール(KL)
  • プトラジャヤ
  • セランゴール州
  • ジョホール州
  • マラッカ州
  • ヌグリ・スンビラン州
  • パハン州ロンピン地区

※2026年10月9日時点の情報。州内すべての学校が対象とは限らない。休校対象や期間は変更される可能性があるため、各学校や教育当局の最新発表を確認してほしい。

対象となる教育機関では在宅学習を実施する方針。教育省は児童・生徒や教職員の健康と安全を優先し、教育活動を継続するための適切な措置を求めている。

大気汚染指数(API)101以上は「不健康」

マレーシア環境局(DOE)は、国内各地の大気汚染状況をAPI(Air Pollutant Index/大気汚染指数)として公表している。

APIは汚染の程度に応じて、以下の5段階に分類される。

API指数大気の状態
0~50良好(Good)
51~100通常(Moderate)
101~200不健康(Unhealthy)
201~300非常に不健康(Very Unhealthy)
301以上危険(Hazardous)

マレーシア保健省は、APIが101以上の「不健康」な水準となった場合、屋外での活動を控えるよう推奨している。

特に子どもや高齢者、呼吸器疾患や心疾患のある人は、健康への影響を受けやすいため注意が必要だ。

注意!「API」と「AQI」は異なる指標

大気の状態を確認する際に注意したいのが、マレーシア政府が発表する「API」と、一般的な大気質アプリなどに表示される「AQI(Air Quality Index)」の違いだ。

マレーシア政府が公式に使用しているのはAPIであり、AQIとは算出方法や評価基準が異なる。

そのため、IQAir(AirVisual)などのアプリで確認できるAQIと、マレーシア環境局が公表するAPIは、同じ地域・同じ時間であっても異なる数値が表示されることがある。

APIとAQIの違い

API(Air Pollutant Index)

マレーシア政府が採用している公式の大気汚染指数。国内の健康上の注意喚起や学校の休校判断などで使用される。

AQI(Air Quality Index)

一般的な大気質アプリなどで表示される指標。採用する国やサービスによって、算出方法や評価基準が異なる場合がある。

マレーシア国内の学校休校や行政上の判断を確認する際は、政府公式のAPIを基準にすることが重要だ。

ヘイズによる健康被害を防ぐために

マレーシア保健省は、ヘイズによる健康への影響を軽減するため、次のような対策を呼びかけている。

ヘイズ対策・5つのポイント

  • 屋外活動をできるだけ控える 特に幼い子どもや高齢者、呼吸器疾患・心疾患のある人は注意する。
  • 外出を必要最小限にする やむを得ず外出する場合は、微小粒子の吸入を減らすため、顔に適切にフィットするN95などの防じん性能を備えたマスクの使用を検討する。
  • 激しい屋外運動を避ける ジョギングや屋外スポーツなど、呼吸量が増える運動は控える。
  • 持病のある人は服薬を継続する 医師の指示に従い、体調に変化があれば医療機関へ相談する。
  • 最新のAPIを定期的に確認する 地域によって汚染状況が異なるため、外出前にも確認する。

ヘイズによって、喉の痛みやせき、息苦しさ、目の刺激、鼻水などの症状が生じる場合がある。

体調不良を感じた場合や症状が悪化した場合は、無理をせず、速やかに医療機関を受診することが大切だ。

航空便への影響にも注意

ヘイズは健康面だけでなく、交通機関にも影響を及ぼしている。

在マレーシア日本国大使館からの注意喚起メールによると、ジョホール州の空港では、ヘイズによる視界不良で航空機が予定していた空港に着陸できず、別の空港へ着陸先を変更した事例が報じられている。

今後マレーシアへの出張や旅行を予定している人は、大気汚染情報に加え、利用する航空会社や空港の最新の運航情報も確認してほしい。

マレーシア在住者・渡航予定者は最新情報の確認を

ヘイズの影響は地域や時間帯によって変化する可能性がある。

在マレーシア日本国大使館は、マレーシア在住の日本人や、これから出張・旅行で訪れる人に対し、最新の当局発表や関連報道を確認し、汚染状況に応じた安全対策を講じるよう注意を呼びかけている。

特にAPIが高い地域では、不要不急の屋外活動を控え、子どもや高齢者、持病のある家族の健康状態にも十分注意したい。

情報提供・参考資料

本記事は、在マレーシア日本国大使館から配信されたヘイズに関する注意喚起メールを参考に、マレーシア政府機関の発表および現地報道をもとにM Town編集部が構成したものです。

※記事内の休校情報は2026年10月9日時点のものです。最新の状況は各関係機関の公式情報をご確認ください。

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