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中国南部で新たな物流ルートとなる「平陸運河(Pinglu Canal)」が16日に開通し、マレーシアを含むASEANと中国の貿易拡大につながるとの期待が高まっている。中国南西部から海へ向かう輸送距離が大幅に短縮され、物流コストの削減が見込まれている。
平陸運河は、中国広西チワン族自治区に建設された全長134.2キロの運河。西江水系と北部湾を結び、中国南西部から海へ直接つながる新たな水上輸送ルートを形成する。建設費は約727億元で、2022年8月に着工した。
新たな運河を利用すると、中国南西部から海までの貨物輸送距離を従来より560キロ以上短縮できる。物流コストも18~30%削減され、年間50億元以上の輸送費節減につながる可能性があるという。
マレーシアにとってもメリットが期待される。マレーシアから輸出するパーム油や電気・電子製品、ハラル製品などを、中国・欽州港を経由して中国西部の内陸市場へ、より短時間かつ低コストで輸送できる可能性がある。
平陸運河は中国・ラオス鉄道や北部湾の港湾とも接続し、中国西部とASEANを南北に結ぶ物流ネットワークの一部となる。最大5,000トン級の船舶が航行可能で、中国とASEAN間のサプライチェーン強化にもつながるとみられている。
中国は近年、ASEANとの貿易や物流網の強化を進めており、今回の運河開通によってマレーシア企業にとっても中国内陸部への新たな輸出ルートが広がることが期待されている。