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7月11日に投開票が行われるジョホール州議会選挙は、候補者届け出が締め切られ、選挙戦が正式にスタートした。今回は全56議席に172人が立候補し、与党連合内のライバルでもあるバリサン・ナショナル(BN)とパカタン・ハラパン(PH)が多くの選挙区で直接対決する異例の構図となっている。
BNは56議席すべてに候補者を擁立。ジョホール州首相のオン・ハフィズ氏は、選挙戦では「Bangsa Johor(バンサ・ジョホール=ジョホール市民の一体感)」を掲げ、できるだけ多くの有権者と直接対話を重ねる考えを示した。また、州政府が進めてきたインフラ整備や投資誘致、雇用創出などの実績を訴え、引き続き安定した州政運営への支持を呼び掛けている。
一方、PHは生活費高騰への対応や行政改革を主要公約に掲げ、都市部や若年層への支持拡大を目指す。連邦政府ではBNとPHが連立を組んでいるものの、ジョホール州では両陣営が別々に候補者を擁立しており、14選挙区で直接対決が実現した。こうした構図は統一政府発足後初めての本格的な選挙試金石として注目されている。
野党連合ペリカタン・ナショナル(PN)も選挙戦に加わり、三つ巴となる選挙区も少なくない。選挙では、物価上昇や住宅問題、経済格差に加え、ジョホール王室と州議会解散を巡る政治的議論も争点となっている。
ジョホール州はマレーシア有数の経済州であり、今回の州議会選挙は2028年までに予定される次期総選挙の前哨戦との位置付けも強い。BNが州政維持に成功するのか、それともPHやPNが勢力を拡大するのか、全国の政界が結果を注視している。